「明日でも世界挑戦OK」リナレス
WBA世界フェザー級2位(WBC4位)にランクされる“ベネズエラのゴールデン・ボーイ”ホルへ・リナレス(帝拳)が10月7日後楽園ホールでの対ウンベルト・マルティネス(コロンビア)戦に向けて、順調にトレーニングを続けている。
8月22日に21歳の誕生日を迎えたばかり。17歳になった直後に日本でプロ・デビューした大器はこれまで21戦全勝12KOと期待通りの成長をみせ、いよいよ世界王座を射程内にとらえた。本人も「明日世界戦のリングに立てといわれれば、やります。いつでも準備OK」と頼もしいことを言う。
今回の相手マルティネスは、昨年7月メキシコに遠征して現WBC王者ロドルフォ・ロペスと対戦、1回にダウンを奪いながら6回に逆転KO負けしている選手。「ビデオは見ていない、でもパンチのある選手と聞いている。1ラウンド様子を見て試合を組み立て、すぐにも行きたい」。日本のボクサーも羨望する新人ばなれしたスキルとスピードあふれるボクシングを今度の試合でも見せてほしいものだ。
フェザー級のWBA王者は5度防衛を果たして評価を高めているクリス・ジョン(インドネシア)。WBCのロペスの方がやりやすそうだが、リナレスは「どちらも強い。でもジョンと対戦すれば(相手を読むのに)ちょっと時間がかかるかもしれないね」と2王者を比較して語る。
越本をストップしてWBC王座を奪ったロペスは、初防衛戦を11月韓国で前王者池仁珍相手に予定している。世界ベネズエラはWBAの本部国であることから、リナレスを日本に預かる本田明彦帝拳ジム会長も、ジョンを優先ターゲットにしているようだ。
リナレス自身は「WBAでもWBCでもいい、挑戦する時は私が100パーセント勝つ」。“ロペスを倒した男”マルティネスとの10回戦で、日本のファンの期待をさらに高めるすばらしい試合を披露することができるか。