渦中の徳山と面談-JBCジム局長 早期に結論を
6日夜、大阪市のJBC関西事務局で安河内剛JBC事務局長がWBC世界S・フライ級王者・徳山昌守(金沢)の進退問題についての単独会見を行った。
同事務局長はWBCから王者徳山の今後に関する調査を依頼されており、この日大阪市内で約2時間、徳山本人から直接事情を聞いたもの。所属する金沢ジムの金沢英雄会長は同事務局長が事前に確認をとったところ「ボクシングを続けてもらいたい」という意向に変わりはなく、会談には出席しなかった。その中で、一部スポーツ紙で報じられた異種格闘技への転向について徳山は誘いの話が実際にあり、気持ちが揺れたことを明かした上で「ボクシングをリスペクトしているし、転向した場合の影響の大きさも理解している」と、現役中の参戦は100%否定した。
次に保持するS・フライ級王座をどうするのかという問題には、関係者間の話し合いも要するため「今日の段階で具体的な結論は出せない」(徳山)と答えるにとどめたという。安河内事務局長は、暫定王者ミハレスの防衛戦が1月3日に迫っている事情を伝え、早期の結論を出すことに徳山も同意した。8日まで同事務局長は大阪に滞在するが、その間にもう一度徳山と会談の場を持ちたい意向。ちなみに、徳山が現役続行を表明し王座保持を選択した場合、ミハレスー川嶋戦勝者との統一戦が「大原則」(同事務局長)となる。
バンタム級王者・長谷川との対戦の話も浮上した徳山だが、S・フライ級ベルトを返上せずに統一戦以外の試合に臨むとなると難しいようだ。またスンナリ統一戦に臨めば、暫定王者が1月3日に試合していることから、2月の指名期限を過ぎた3月以降の実現になるものと思われる。安河内事務局長によると、WBCへの報告は徳山の王座の動向が定まった後となる見込み。「ボクシングをリスペクトしている、迷惑をかけたくない、と何度も口にしていた」と同事務局長は悩める王者の胸中をも慮っていた