バレロ22連続KOは負傷勝ち 本望健闘及ばず引退表明 トリプル世界戦②

2007年05月04日00時00分

 本望、精一杯の抵抗――トリプル世界タイトル戦の第2戦でWBA世界S・フェザー級王者エドウィン・バレロ(ベネズエラ=帝拳)に挑んだ同級2位本望信人(角海老宝石)は、最後は8回1分54秒TKOで敗退したが、ノックダウンは一度もなし。固いガードで時に反撃打を放って怪物王者と勇敢に戦い、健闘を印象づけた。
 しかし、勝負は初回から攻撃的な試合運びを見せたバレロの優位が明白だった。本望は決定打こそ浴びなかったものの、しつようなバレロのパンチで2、3、4、5回と毎回両目の上下に傷口を増やし、顔面は流血で真っ赤に。プラヤドサプ・レフェリー(タイ)は何度も試合を中断してドクター・チェックをあおぎ、3度目のチェックの直後、ストップをコールした。
 これで2度目のタイトル防衛に成功したバレロ。1度のノックダウンも奪うことなく、相手の負傷によるTKO勝ちは今回が初めてだが、連続KO記録は「22」に伸ばした。しかし本人は内容に不満はないという。「試合前“KOにこだわらない”と言ってきた通り、12ラウンド戦うつもりでやった。本望選手はテクニシャンで勇敢な選手、ガードが固く、カミナリ・パンチを打ち込むことができなかった。頭を使いながらのボクシングができたし、自分ではよかったと思う。100%のものが見せられた」とコメントしている。
 さらに今後は「米国で世界的に名のある選手と戦いたい」と語り、フアン・マヌエル・マルケス(WBC王者)との統一戦を含むビッグマッチを所望している。
 なお試合後敗れた本望は引退を表明している。

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